人生100歳時代の到来に備えた未病提言
少子高齢時代に加え人生100歳時代を迎える現状が日本に迫ってきていることを踏まえ、2018年より福生吉裕博慈会老人病研究所長(日本医科大学教授)を座長とする未病タスクを設置し、未病を応用して持続可能な安心かつ安全の社会医療システムとするための検討会を持ってまいりました。未病とは2000年前に中国で生まれた言葉ですが、現代の日本で第三の心身状態として健康と病気の間に“加える”事で身体状況のパイを広げて見ようとする試みです。未病タスクは、この「現代未病」を活用したシステムで、健康医療における安心安全の社会を継続させるためのプランとして、日本未病システム学会が提唱する未病を元にして100歳時代に向けて次のような提言を取りまとめ、次の提言を日本賢人会議所WEBページに掲載しました。
「人生100歳時代に備える“現代未病”の概念とその活用プラン」提言
【提言 総論】
・なぜ「現代未病」なのか 福生吉裕
・自助、互助、共助、公助と未病 小林正博
【提言 各論】
1)未病のための食育のススメ 渥美豊太郎
2)科研費のキーワードに未病の項目を 福生吉裕
3)ヘルスリテラシーは未来の健康を決定付けるキーワード 井上哲 注1)
4)未病活動の推進策について 坪井清
5)食育の役割その重要性 長野美根 注2)
6)人生100年時代を迎えて「未病の日」を国民的行事に 尾山重美
7)未病ケア食品の育成と普及 早乙女和雄 注1)
8)世界共通用語としてのMibyouを 福生吉裕
9)未病は東アジアの国々の共通の資源 福生吉裕
注1)外部有識者 注2)医学博士・当会理事、平成31年3月ご逝去